ソーシャルビジネス

ソーシャルビジネスで未来は変えられるか (貧困、環境破壊、失業)

こんにちは、skです。

本記事では、大企業で働いていることに疲れたという方々に、こんな働き方や世界観もあるよ、というのをご紹介します。

 

本記事を読んで、少しでも未来に対して希望が湧いたと感じていただけると幸いです。

 

こんな方におすすめ

  • 日本の未来に夢や希望を抱くことが難しいと感じる
  • 大企業の働き方や資本主義的な考え方に疲れてしまっている
  • 世界のソーシャルビジネスの最先端について知りたい

 

ノーベル平和賞を受賞したユヌス氏とソーシャルビジネス

 

今回ご紹介するのは、バングラデシュの起業家、ムハマド・ユヌス氏です。

2006年にノーベル平和賞も受賞しています。

 

ソーシャルビジネスの概念を世界に広めたのも、このムハマド・ユヌス氏です。

 

ソーシャルビジネスについての説明は以下のとおりです。

ソーシャル・ビジネス(英語: Social business)とは、ノーベル平和賞受賞者で経済学者のムハマド・ユヌス博士が、著書『貧困のない世界を創る―ソーシャル・ ビジネスと新しい資本主義―』で定義した、哲学的に、私利(Selfishness)と無私(Selflessness)という、2つの基本的なモチベーションの区別に基づいている。 一般的な会社では金銭的な利潤を第一に追求するが、ソーシャル・ビジネスの会社では利他の心を持って、金銭よりも社会的な利益を追求する[

(Wikipediaより)

 

ユヌス氏の軌跡をご紹介します。

ユヌス氏は、1976年に貧困救済プロジェクトをジョブラ村にて開始しました。

1983年に同プロジェクトはバングラデシュ政府の法律により政府認可の特殊銀行となります。

このプロジェクトは、無担保で少額の資金を貸し出すマイクロ・クレジットであり、8万4000村で558万人ほどの貧しい女性を主対象に貸し山車が行われました。

このマイクロ・クレジットは貧困対策の新方策として国際的に注目され、主に第三世界へ広がりました。

そしてグラミン銀行は多分野で事業を展開し、「グラミン・ファミリー」と呼ばれるグループへと成長をとげ、2006年のノーベル平和賞が授与された。

このユヌス氏とグラミンファミリーの活動は、世界中にソーシャルビジネスの種をまきました。

 

私が思う、ユヌス氏の素晴らしいところは、2006年にノーベル平和賞を受賞したあとも、今日に至るまで、世界中で非常に多くのソーシャルビジネスの立ち上げにかかわっています。

日本でも2019年にジャパン・アクションタンクと呼ばれる団体がソーシャルビジネスの概念を広めるために誕生しました。

http://japanactiontank.jp/

 

 

ユヌス氏は、ソーシャルビジネスについて次のように著書で語っています。

ソーシャル・ビジネスは、人類が直面する危機を解決するのに不可欠な道具であるだけにとどまらない。人間の創造性をすばらしい形で表現するもの、おそらくは人間に可能な最高形態の創造性を表現するものでもあるのだ。確かにソーシャル・ビジネスの目的は、人間のニーズに応えることだ。ただ、ソーシャル・ビジネスを立ち上げるときには、応えるべきニーズを厳密に定義しておかなくてはならない。というのも、ビジネス全体がこの目的に沿ってデザインされるからだ。従来のビジネスではこれは問題にならない。従来のビジネスの目的は根本的にすべて同じだからだ。それは投資に対して最高の見返りを得ることである。ソーシャル・ビジネスは違う。具体的な目的はビジネスによってさまざまだ。

(3つのゼロの世界 貧困0・失業0・CO2排出0の新たな経済 (早川書房) ムハマド ユヌス (著), 山田 文 (翻訳) )

 

ソーシャルビジネスは答えるべきニーズを厳密に定義しておかなくてはならない、つまりそのビジネスの存在意義を明確にしておかなければならないということですね。

対して、従来のビジネスは資本に対するリターンの最大化を求めるのが原則なので、ここが根本的にソーシャルとは違うということです。

 

一方、本書では資本主義に対してどう挑戦していけばよいかも記述されています。

それは本書を読んでいただくとして、資本主義に対する姿勢について以下のように述べています。

世界は深刻な危機に直面している。この危機の根本原因は資本主義にあると感じる人が無数におり、私もそのひとりだ。ただ、資本主義を放棄して社会主義などほかのシステムを採用するよう求める人は非常に少ない。ほとんどの人が、たとえいろいろな欠陥はあっても、資本主義はやはりほかよりましな経済システムだと信じているからだ。しかし現在の危機を目の当たりにして、このシステムを徹底的に見直すべきだとの強い声が聞かれるようになった。本書では、私がなぜ資本主義の理論と実践の枠組みを根本的に変える必要があると考えるのかを説明してきた。個人がありとあらゆる方法で自分を表現できるようにして、今の考え方の枠組みの中で解決されずにいる問題や、悪化してさえいる問題に取り組めるようにするための変化が必要なのだ。

(3つのゼロの世界 貧困0・失業0・CO2排出0の新たな経済 (早川書房) ムハマド ユヌス (著), 山田 文 (翻訳) )

 

産業革命以降、世界で根付いている資本主義の欠陥をソーシャルビジネスで補っていくような世界がやってくるといいですね。

ご紹介した本はこちらになります。

 

 

 

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